ねぇしってる?
カセットコンロのガス缶には96Lもガスが入ってるんだよ。

前回↓

コンッ
監督がカセットコンロに使われるような小型のガス缶を床に置いた。
「本日のメニューです。みなさんでこれを空にしてください。」
キュッ…プシューーーー
「んっ…」
「あ…っ!!」
「うぅ…っ…」
10人の身体が一斉に跳ね上がる。
ボコ…ボコ…
「はぁ…っ、こんな音…したっけ…?」
「え、え…っ、こんなに…沢山…?」
「あぐっ…!お腹、が…っ!」
枝分かれしたホースは全員に等しく、同じ圧力でガスを送り込む。
まずは身体の柔らかい部員の腹が大きく迫り上がる。
急激な膨張に内臓が悲鳴をあげ、腹の張りは瞬く間に痛みへ変化していく。
「いたっ…!いた、いたいっ…!!」
「ぐぅ…っ、う゛あ゛…っ!!」
「は…っ、はぁっ…!い、痛…っ」
少しでも楽になろうと、額に汗を浮かべて歯を食いしばる。
一段と大きくなった腹を震わせ、ガスをホースへ押し戻していく。
「ひぎっ!?う゛あ゛っ…!?」
「や…っ、やめ…っ、いたい…っ!!」
「だ、だれか…っ、たすけ…っ!」
押し返された側もまた必死に腹に力を込める。
互いにガスを行き来させ、10人の腹がふいごのように盛り上がっては沈む。
監督はバルブに手を置いたまま、その様子を静かに眺めていた。


投稿者 40P

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