以前、pixivアカウントで公開していたものです。
昔に書いた文章なので一部書き直して公開します。

過激な表現が多いので閲覧にはご注意下さい。

ちなみに・・・
まだ挿絵はありませんが後で入れる予定です(*’▽’)



<プロローグ>

目が覚めると異世界に転生していた。
しかも、スライムに。


<第1章:スライムの朝>

ここは、村から少し離れた街道。
「〜♪〜♪」
赤い頭巾を被った村娘が小さな鼻歌を歌いながら歩いていている。
まだ早朝ということもあり、辺りをには誰の姿もない。
街道に張ったツタを引く。
「きゃっ!?」
足を取られて、村娘が勢いよく転んだ。
僕は茂みから飛び出し、すぐさま彼女の足に絡みついた。
ジュ…ジュジュッ……
「なに!?なんなのっ!?」
スライムジェルが、赤いスカートと下着をじわじわと溶かしていく。
「ひっ、ス、スライム!?どうしてこんなっ、いやぁぁっ!!」
下半身をすっぽんぽんにして秘部を晒す村娘。
僕はジェル状の体を細長くして四つん這いで逃げようとする村娘の肛門へ侵入する。
「いやあぁあぐっ!?うぐぅっ!?」
急いで直腸を通過し大腸に到達。
そのまま身体を広げて大腸全体を膨らませていく。
「はぁ、はぁ、くるしっ・・だれ・・かぁ・・・」
横隔膜が押し上げられ村娘はまともに声が出せない。
腹部も大きく膨れて動きはどんどん鈍くなる。
僕は大腸に溜まった排泄物を吸収しながら更に奥へ進んでいく。
途中、回盲弁に(ぶつかったみたいな言葉)力任せにこじ開け小腸の中へ入り込む。
「きっ、あぁっ……痛っ、痛いぃよぉ……」
大腸とは違い、小腸は神経の塊のような器官だ。
僕という異物が入り込んだことで彼女は強い痛みを訴える。
だが、僕の目的はもっと先にある。
可哀そうだが進み続けるしかない。
奥に進むほどに、村娘の声はどんどん大きくなる。
そのたびに、後方の大腸に留まっているジェルの量を増やし、声を塞いで黙らせる。
「げぼぉっ、かはっ、かはっ……」
苦しみに耐えきれず、彼女はついに嘔吐した。
蠕動運動を繰り返す小腸は、僕を体外へ押し出そうと必死に動く。
それでも僕は粘り強く前進する。
そして目的のものを見つけた。
茶色がかった、ドロドロとした物体。
これは、村娘の体内で消化されている食べ物だ。
たぶん、朝に食べたパンか、そのあたりだろう。
僕はそれをジェル状の体で包み込み、ゆっくりと吸収する。
途端に、全身に震えが走る。
栄養がスライムの身体に染み渡り、頭がじんわりと熱くなるような快感が広がっていく。
スライムは、他の生物と違って消化機能が極端に弱い。
だからこうして、他者の体内で消化中の食べ物を横取りすることで生きている。
少なくとも、僕は、そうして生きてきた。
ちなみに、人間の若い女性の腸内が最も味が良い。
柔らかく、温かく、少し甘い香りがする。
奥にはまだ、食べかけの食物がたっぷりと詰まっている。
余すことなく、いただくとしよう。
僕は小腸を這いながら、食べ物をジェルで包み込み、次々と吸収していった。
「おえぇっ、がはぁっ……だ、だれ……か……」
どうやら胃袋が近づいているらしい。
原型を保った食べ物が多くなってきた。
これ以上進んでも意味はない。
僕の体では、それをうまく消化できないからだ。
それでも、美味しい朝食が取ることが出来たのでもう十分満足している。
あとは、経験値オーブを手に入れるだけ。
僕は村娘の肛門からジェルを押し出し、その周囲の空気を包み込んだ。
グポッ、グプッ、コプッ……
「な、なに…この音…?」
空気を村娘の腹の中へ送り込む。
腸内に留まった空気が、狭い体内の圧力を高め、腹部をさらに膨張させていく。
そう、今からこの村娘の腹を破って外に出る。
モンスターの中で最弱のスライムが人間を倒す唯一の方法だ。
僕は溜め込んだ空気で大腸を更に膨らませて腕ほどに太くする。
「ひっ!?あぁっ、お、お腹・・ぁ・・・」
横隔膜が痙攣し、一時的に呼吸が止まる。
村娘はそのまま地面に倒れ込んだ。
女性は骨格が柔軟なので大腸を膨らませるとそれに応じて腹が膨れやすい。
更に小腸へ空気を送り込んでいく。
グポッグプッコプッ………
空気が漏れないように胃の出入り口を塞ぐ。
風船のように膨らんだ小腸が動きを弱め内部が広くなる。
小腸の隙間に溜まった古い食べ物を食べていると次第に内圧が高くなってきた。
「・・ぅ・・っ!!」
村娘は苦しそうに息をついている。
背中が反り返りミシッミシッと軋むような音を響かせ身体が悲鳴を上げる。
腹が子供を孕んだように膨れてきたようだ。
定期的にグッグッと腹が収縮して僕を生み出そうとしている。
僕も中から押し上げて助けるように力を入れる。

ドバァッ!!!
「ごがぁ!!」

腹が引き裂ける音。
直後に村娘の口から信じられないほど野太い悲鳴が漏れる。
ズルッズルズルッ
腸の破れたところを見つけて村娘の腹から外に出た。
「ぜぇっ、ぜぇっ、ぜぇっ・・・」
村娘はまだ息をしているようだ。
パカっと開いた腹から大小様々な臓物が外に飛び出している。
辺りを見回すと街道は血肉が飛び散って酷く汚れていた。
「おい今の音はなんだ。」
「なんだ何か聞こえたか?」
人通りが増える時間が迫っている。
僕は村娘の足を掴んで引きずりながら茂みの中へ入っていった。
草木に絡まった臓物が、無理やり引きずり出されズルッブチッと湿った音が響く。
茂みの奥に開けた場所を見つけ、そこに村娘を寝かせた。
中身がだいぶ減ってしまったので、村娘の腹がペコッと凹んでいる。
「ひゅぅっ、ひゅ、ひゅ・・・」
生命力が人並みより高いようでまだ村娘は生きているようだ。
そこで、僕は少し自由研究を進めることにした。
まずは村娘の身体を押し上げて仰向けに寝かせる。
「ぶじゅっ!?、がはっ、かひゅっ、ひゅぅっ・・・」
村娘の腹にピョンと乗ると、僕の重みで口から血を噴き出した。
意識もあるようで僕の姿を薄目を開いて眺めている。
鼻からも血が噴き出し、自慢の金髪は赤い頭巾と同じ色に染まっていた。
ジュジュジュ………
さて、スライムジェルで衣服を溶かして乳房を露出させれば準備完了だ。
噂で聞いたが女性は逝く直前に生存本能から噴乳するそうだ。
僕は迷信だと思うけど明確な資料はない。
そこで僕は逝きそうな女性の乳房を揉みしだきながら記録をとっている。
噂が迷信である可能性が高いことは承知の上だ。
村娘の体が細いのでツンと張った重そうな乳房はGカップくらいの大きさがありそうだ。
乳腺が発達しているようで仰向けでも形が残っている。
スライムジェルで両方の乳房を包み込む。
脂肪に包まれた乳腺のコリコリとした感触を確かめながら軽く吸い上げる。
まだ噴乳はしないようだ。
「ごっ、がぼっ、おっ・・ぉ・・・」
村娘の口から血が溢れ出し、息が詰まると身体が大きく跳ね上がった。
苦しいようで身体が激しく痙攣している。
村娘が逝きそうなので僕も乳房を強く吸い上げる。
ブシュッ
すると、何かが噴出した音が響く。
スライムジェルを確認すると、片方の乳房が破裂して脂肪が露出していた。
力の加減を誤ったようだ。
村娘の痙攣が次第に収まり、全身の力が抜けていく。
瞳孔が開き、明るい緑色だった瞳が暗く濁る。
すると、村娘の身体から緑色をした宝石のような粒がいくつか出てきた。
これが経験値オーブだ。
スライムジェルでオーブを取り込むと僅かだが経験値が手に入った。
経験値を貯めるとレベルが上がるらしい。
それ以外あまり詳しいことは分かっていない。
ちなみに・・・
結局この村娘は噴乳しなかった。



<第2章:スライムの昼>

もうすぐ昼になる。
さっきまで閑散としていた街道も、今は多くの人々が行き交っていた。
茂みの奥に転がったままの村娘の遺体に気づく者はいない。
街道に飛び散った血痕すら誰も気にしていないようだ。
恐らく憲兵隊がモンスターを討伐した跡程度にしか思っていないのだろう。
また腹が減ってきた。
スライムになっても人間同様に朝昼晩の三食を食べないといけないらしい。
人間と違い食べることにリスクがあるのでもう少し省エネでも良かったと思う。
僕は昼食を探しに村へ行くことにした。
この時間帯、ほとんどの家の男性は仕事や用事で外出しており、狙い目だ。
草原を横切れば近道になる。
澄んだ青空が広がり、そよ風が心地よく吹き抜けていく。
もし、今、満腹だったら、何の文句も無かっただろう。
村まであと少し、というところで、僕はひとりの少女を見つけた。
少女は、花を摘んでいるようだった。
手にしたカゴには、色とりどりの綺麗な花が山盛りになっている。
ここは村から死角。
辺りを見回しても、大人の姿はどこにもない。
絶好のチャンスが訪れた。
草原で食べる昼食は、きっと格別に違いない。
ただ、少女の身体は小さいいので身入りについては期待はしないでおく。
「きゃあ!いった〜い!!」
背後から体当たりされ転ぶ少女。
花の詰まったカゴが宙を舞い、まるでフラワーシャワーのように地面に舞い落ちる。
「うわああぁぁぁんっ!!」
大泣きする少女。
ジュ…ジュジュ………
僕は素早くスカートの中に潜り込み、スライムジェルで下着をじわじわと溶かしていく。
「いぃっ!?」
違和感に気づいた少女が、慌ててスカートを捲り上げる。
既に僕のスライムジェルは半分くらい肛門の中入り込んでいた。
かなり狭い。
奥に入り込むとぎゅっとジェルが締め付けられる。
「な、なに……これ……お、おなか……い、いたいぃ……」
僕が腹に入るだけで大腸が目一杯膨らんで、勝手に少女の横隔膜を圧迫している。
恐らく、腹も少女がこれまで経験したことのない大きさになっているだろう。
回盲弁をこじ開け、小腸の奥へと進んでいく。
ミシミシッ……
腹部を内側から押し上げるたびに、軋むような音が聞こえる。
食べ物にありつくより前に、腹が破れてしまうかもしれない。
「こひゅっ……ひゅっ……くぷぅ……!?」
少女が、小さく嘔吐を繰り返す。
喉の奥をひくつかせながら、息をうまく整えることもできていない。
身体全体が震えていて、強い恐怖に襲われているのがよく分かる。
そして、ようやく見つけた。
少女が朝に食べたもの。
ちょうど消化の真っ最中の食物だ。
だが、それは薄味のお粥のようなもので、香りも弱く、量も少ない。
僕は胃袋の真下まで探してみたが、満足できるほどの栄養には到底及ばなかった。
グポッ、グプッ、コプッ………
僕は空気を送り少女の腹を膨らませていく。
経験値オーブをもらったら、さっさと次を探すことにする。
やはり、この少女には最初から期待しなくて正解だった。
「……ぅぐ……ぎぃっ……」
ブチッ、ブチブチッ………
小腸に空気を送り込んでいると、何かが裂けるような音が聞こえた。
その瞬間、内圧がわずかに下がる。
腹が膨れすぎたせいで、服でも破れたのかと思ったが・・・

ブツッ!!ブジュジュッッ!!
「きっ!!あぁあぁ!!」

まるで新品の歯磨き粉を踏み潰したような、不思議な音が響いた。
一気に圧力が抜け、強い締め付けから解放される。
どうやら少女の腹が裂けたようだ。
しかし、腸のどこにも裂け目がなく、外に出られなかった。
本当に、腹は裂けていたのだろうか?
スライムに腸壁を破るほどの力はない。
仕方がないので、少し時間はかかるが肛門から外へ出ることにする。
ブリュ…ブリュリュッ………
尻から出てくる音と相まって、まるで排泄物になった気分だ。
少女は仰向けに倒れていた。
「はぁー、はぁー、はぁー……」
腹部に目をやると、血が噴き出しており腹は裂けているようだ。
ジュジュジュ………
スライムジェルで少女の服を溶かしていく。
やがて、脇腹のあたりが縦にパックリと裂けているのが見えた。
その裂け目から、無傷のままの腸が束ねられるようにして外へ飛び出している。
少女の内臓は、驚くほど頑丈なようだ。
破れたり、千切れたりしておらず、腹から出てなお、そのまま機能している。
しかし、この世界の医療は、まだ中世レベルに過ぎない。
腹を割かれ、内臓が外に露出した時点で、助かる見込みはほとんどないだろう。
「ひぃぎぃっ…ひぎゃああぁ…あ…あぁ………」
少女の顔が、痛みによって醜く歪む。
全身を震わせ、指先で地面を強く掻きむしっている。
臓器は無事でも、腹が破れた状態で生きていること自体が、すでに地獄だ。
少女に“慈悲”が訪れるには、まだ少し時間がかかるだろう。
「アリ…ス…様あぁ……」
少女が、かすれた声で「アリス」という名を口にした。
まだ、近くに誰かいるのか?
「様」とつけていることから、少女より格上の存在らしい。
何者かは分からないが、もし強い人物だと面倒なことになる。
僕はひとまず、少女を隠すことにした。
周囲を見渡すと、大きな岩が一つ転がっている。
岩と地面の間に、わずかな隙間が空いていた。
その隙間に少女を押し込もうと足を引っ張った瞬間・・・
カランッ
何かが地面に落ちた。
見ると、脇差のような短剣のようだ。
どうやら、少女が護身用に身につけていたらしい。
鞘から引き抜くと、刃は美しく研がれており、切れ味の良さそうな短剣が姿を現した
背筋が凍った。
これで、刺されずに済んで良かった。
僕は少女の遺体を岩の下に隠し、身体をツタで縛りつけておく。
その際、腹部を圧迫してしまったらしく、裂けた傷口から・・・
ブリュッ
鈍い音を立てて、臓物がまたひとつ、外へ溢れ出た。
脇差は念のため、遠くへ投げ捨てておく。
岩の上から辺りを見渡すと、丘の向こう側に誰かの姿が見えた。
恐らく、アリスだろう。
ただ、背丈を見ると、先ほどの少女と同じくらいの年頃に見える。
僕は静かに近づき、様子をうかがった。
「ふふっ、おいで。」
青いリボンをつけた少女が、蝶々と戯れて遊んでいた。
すぐ近くで友達の腹が裂けていることなど、知る由もないようだ。
周囲を見渡す。誰もいない。
さっきの昼食は中途半端だった。
アリスはちょうど良い、おやつになりそうだ。
肌の艶もよく、健康そう。
さっきの少女より、ずっと期待できる。
「きゃっ!!」
僕は背後からアリスに体当たりをした。
アリスは“ズシャァ”という音を立てて転倒し、そのまま動かなくなる。
「すー、すー、すー……」
失神しているようだ。
丁度いい。
失神しているようだった。丁度いい。
この場所は村に近く、誰かに見つかる可能性もある。
僕はアリスの身体を引きずり、さきほど少女を隠した岩の下まで移動させることにした。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
戻ってみると、腹の裂けた少女はまだ生きていた。
呼吸は弱まっているが、なんとなくまだ“元気”そうに見える。
ジュジュジュ………
スライムジェルでアリスの水色のワンピースを静かに溶かしていく。
現れたのは、白く細い身体。
顔立ちはまだ幼さを残しているが、胸の成長は早く、すでにDカップほどある。
大人になる頃には、どれほどの姿になっていただろうか。
股を広げると綺麗な秘部と肛門が目に入った。
早速、中に入っていく。
「……っ……」
失神して力が抜けているお陰で、スムーズに奥まで入り込める。
それでもやっぱり中は狭くて窮屈だ。
そのまま回盲弁をこじ開け、小腸の奥へと侵入していく。
「う、くっ……」
アリスの口から、小さな声が漏れた。
まだ完全には目覚めていないようだが、腹はかなり膨れているはずだ。
胃袋の手前で、消化中の食べ物を見つけた。
味は薄いが、質の良い素材を使っているのか、ほのかに旨味が残っている。
ただ、やっぱり量が少ない。
「んっ……いぎっ!?」
突然、腹部がギュッと締まり、腹圧が上昇した。
アリスの意識が、戻ったようだ。
「お、お腹…が…いぎぎっ!?」
目を覚ましたアリスが、苦悶の声を上げる。
起き上がったようで小腸が激しく蠕動運動を起こし腹圧が更に上昇した。
僕は押し戻されないよう、必死に踏ん張っている。
「リ、リリア!?ひ、酷い怪我……だ、大丈夫…ですか!?」
どうやら、さっき腹を裂いた少女はリリアという名前らしい。
さっき僕が腹を破った少女はリリアというようだ。
アリスの声から、まだリリアが生きていることが分かる。
身体が震え、涙をするるような音が聞こえてきた。
服の擦れる音がしたので、リリアの体を抱きしめているのかもしれない。
グポッ、グプッ、コプッ………
「どなたか、どなたかおりまし……っ!?」
僕はアリスの尻から空気を取り込み、腹の中へと送り込んでいく。
あの白く細い身体が、どこまで大きくなるのか楽しみだ
グポッ、グプッ、コプッ………
「うぅっ……お腹……く、苦しいぃ……っ!」
大腸が限界まで膨れたので、今度は小腸へ空気を送り込む。
内部の空間が広がり、腹の中はかなり余裕ができてきた。
アリスの柔らかな身体は、どうやら空気をたっぷり蓄えられるようだ。
「はっ、はっ……リリア……あっ、貴女も……こんな目に……」
その直後、リリアの身体が“ドサッ”という音を立てて横たわる。
アリスの腹からミシッ、ミシッと軋むような音が響く。
「やっ……やだ……お腹……壊れ、いやぁあぁぁっ!!」

ポンッ!!!

軽快な音が鳴り響いた。
ズルッ、ズルズルッ
どうやら今度は、腸まで裂けたようだ。
僕はその裂け目から、アリスの腹の外へと這い出た。
「お、医者様をっ……だ、だれか……」
アリスは、腹からはみ出した臓物を両手で必死に押さえ込んでいた。
血と粘液にまみれた臓器は、千切れて絡み合っている。
助かる見込みは、もうなさそうだ。
そういえば少女も逝く直前に噴乳するのだろうか?
僕はピョンッとアリスの胸に乗った。
「げほっ!?はっ……はひゅっ……ひゅっ……」
アリスの吐いた暖かい血液が僕の体にかかる。
茶碗ほどある乳房をライムジェルで包む。
乳腺が発達していないので、柔らかく、少し力を入れるだけで形が崩れる。
「ぉ……とぅ……ま……」
アリスが震える手で首元の何かを掴んだ。
指の隙間から高級そうな紋章付きのネックレスが見える。
紋章を見て僕は驚いた。
それは、村を治める領主の紋章だった。
もしかして、アリスは領主の娘だったのか?
「……ごっ……っ……」
アリスの呼吸が止まり、全身をビクッ、ビクッと痙攣させる。
大粒の涙をこぼしながら、口元から血の泡を吹き出した。
ゆっくりと瞳孔が開き、茶色い瞳から光が消えていく。
パァーっと大量の経験値オーブがアリスの身体から放出された。
間違いない。
アリスは、領主の娘だ。
重要人物であるため、経験値オーブを多数放出したことがその証拠だ。
大変だ。
恐らく、これから村で大規模な犯人捜しが始まる。
このままでは、僕も見つかり討伐されてしまうかもしれない。
「……うっ……うぅ……」
ふいに、リリアの声が聞こえてきた。
腹が裂けてから、もう随分と時間が経つがまだ息があるらしい。
!?
良いことを思いついた。
リリアに罪を被ってもらえばいい。
僕は先ほど捨てたリリアの脇差を探しにいく。
探すのは容易だった。
岩の下に戻り鞘から引き抜くと立派な短剣が姿を現した。
ブシュッ!!
そのままアリスの腹部へ突き立てた。
鋭い刃は、まるでバターでも切るように腹の皮膚を裂いていく。
グチュッ!!ブチュッ!!
腹を開き、露出した臓物にも、何度も傷を刻みつけておく。
これでいい。
脇差の持ち主、つまりリリアが、アリスを殺害したと疑われるはずだ。
あとは、犯人が脇差を持って逃げたように見せればいい。
僕はリリアの身体を、岩の下から少し離れた崖の縁まで引きずっていった。
崖の高さはおよそ五メートル。
だが、逃亡中に足を滑らせて転落するには十分な高さだ。
「ひゅー……ひゅー……ひゅー……」
肺の空気が漏れるような音だけが、かすかに響く。
リリアの手には、アリスから剥ぎ取った宝飾品を強く握らせておいた。
唇が小さく震えている。
僕に何かを訴えたいのかもしれない。
けれど、もうその声は届かない。
僕はリリアの身体を押して崖の下へ突き落とした。

グシャァッ!!
「うぅっ!!」

リリアの身体は、崖の途中に突き出た岩に激しくぶつかった。
臓物が噴き出し、握っていた宝飾品が辺りに飛び散る。
ベヂャァッ!!
地面に叩きつけられた。
リリアの身体は、もうピクリとも動かない。
少しして経験値オーブが放出された。
その様子を見届けた僕は急いでその場を離れていく。



<第3章:スライムの夜>

日が落ち、夜になろうとしている。
アリスとリリアの遺体が見つかったようで、草原のあたりが騒がしくなっていた。
そのおかげで、憲兵隊の姿は村から消え、警備が手薄になっている
また腹が減ってきた。
僕は夕食を探しに、村の酒場へと潜入した。
床板には小さな節穴が開いていて、そこから中の様子を覗くことができる。
酒場は、それほど混み合ってはいない。
だが、店主はひとり、忙しそうに店内を動き回っている。
店主と客の会話を盗み聞きすると・・・
早朝に買い出しに出かけたウェイトレスが、いまだに戻っていないらしい。
いつも赤い頭巾をかぶり、明るく人当たりのいい、店の看板娘のようだ。
テーブルでひとり、エールを飲んでいる若い女性が目に入った。
すでにかなり出来上がっているようで、茶色のストレートヘアはボサボサに乱れている。
肩紐の片方が外れてしまっており、ワンピースの隙間から乳房の一部が覗いていた。
店主に促され女性は金を払うとふらふらと店を出ていく。
「ひっく……うっ、きもぢわるぃ……」
嗚咽まじりに呟きながら、ゆっくりと歩いている。
僕は気配を消して、周囲に注意を払いながら、そのあとを追った。
女性は、村の中心から少し離れた場所にある民宿に入った。
扉の鍵を閉める音が聞こえる。
「お姉ちゃん!?またそんなに飲んだの!?」
中から、やや若い女性の声が聞こえた。
妹だろうか?
「あぁ〜、フレアちゃんだぁ!! ぎゅうううぅぅ!!」
「離して!!」
どうやら、姉妹ふたりでこの民宿に泊まっているらしい。
妹の名前は、フレアというようだ。
今晩は、このふたりのどちらかをディナーにしようと思う。
鍵穴を通って、中へ侵入する。
妹のフレアは、一階の厨房で皿洗いをしていた。
体格は、昼に襲ったアリスやリリアとほとんど変わらない。
だが、口調は落ち着いていてしっかりしている。
年齢は、彼女たちよりやや上かもしれない。
ただ・・・
昼のこともあって、正直、身体の小さい相手を狙う気にはなれなかった。
今夜のディナーは、酒に酔った姉に決まりだ。
一階に姉の姿は見当たらない。
恐らく、二階の部屋にいるのだろう。
僕は音を立てないよう、ゆっくりと階段を上がる。
ドアの隙間から部屋の中を覗き込んだ。
姉は、魔法薬の研究をしているようだった。
薬瓶や道具類が部屋中に並び、独特の匂いが漂っている。
「うぅ、ねむぃ……」
緩めの服に着替えた姉は、目をこすりながらベッドに入る。
もうすぐ眠るだろう。
僕は、静かにその時を待つことにした。
「すぅ、すぅ、すぅ……」
どうやら眠ったようだ。
僕はそっと部屋に侵入する。
布団に潜り込み、スライムジェルで下着をじわじわと溶かしていく。
ジュ…ジュジュ………
酒のせいか、まったく起きる気配はない。
閉じた股をゆっくりと開いて尻の穴に入り込む。
「すぅ、すぅ、うっ・・すぅ、すぅ・・・」
リリアやアリスと比べて、身体の中は広くて進みやすい。
酒のせいで体温も高く、腹の中は思いのほか快適な空間になっていた。
奥の方から、キュルキュルと消化音が聞こえてくる。
昼食が中途半端だったので、今の僕は飢えの塊そのものだ。
早々に回盲弁をこじ開けて、小腸へと侵入していく。
「んっ……ふぅ、ふぅ……うぅっ……」
小腸に入った瞬間、キュッキュッと腹が収縮する。
異物に気づいた身体が、無意識に僕を押し戻そうとしているのだろう。
さらに奥へ進むと、未消化の食べ物を見つけた。
粥のようにドロドロに溶けたパン・・・
僕の大好物だ。
どうやら、酒場でかなりの量を食べたらしい。
腸の中には、消化中の食べ物がギッチリと詰まっていた。
さて・・・
特に何も起こることもなく食事を終えることができた。
まだ奥に食べ物は残っているが、流石にもう入りそうにない。
勿体無いけどそろそろ経験値オーブを貰うことにする。
グポッグプッコプッ………
「すっ、すっ……うっ……ふぅ、ふぅ……」
尻から空気を取り込み、姉の腹を膨らませていく。
酒のせいで完全に脱力しており、大量の空気が無抵抗に入り込む。
服装もかなり緩い。
腹を締めつけるものは何もない。
腸の隅々まで、ゆっくりと空気を送り込めば限界まで膨らませられそうだ。
「ふっ!?うあぁっ!!」
ギュゥゥゥッと、腹の内圧が一気に跳ね上がった。
どうやら、姉の目が覚めたらしい。
「いぎぃっ……痛いぃっ!!ど、どこ!?なにこれ、どこなのっ!?」
何かを探しているようだ。
もしかすると、腹痛を抑える胃腸薬だろうか?
けれど、そんなものを飲んでも意味はない。
グポッグプッコプッ………
「ぎぃっ、お、お腹がぁ!?ど、どうしてえぇっ!!」
空気を一気に送り込むと、姉の背中が反り返った。
ミシッ、ミシッと軋むような音を響かせ、身体が悲鳴を上げる。
腹はすでに、まるで子供でも孕んだかのように膨れ上がっているようだ。
「いやあぁぁ!!苦しいいぃっ!!」
ガシャアァァン!!!
何かに躓き、姉が派手に転んだ。
テーブルがひっくり返り、瓶がゴロゴロと床を転がっていく音が聞こえる。
「お姉ちゃんどうしたの?」
物音に気づいたフレアが部屋へやってきたようだ。
ガチャリとドアが開く。
「ひぃ!?ど、どうしたの!?」
「フ、フレア、助け…お腹がぁっ!!」
姉の腹がグッグッと収縮し、僕を外へ押し出そうとしている。
僕もそれに合わせて、中から力を込めて押し上げていく。
ミシッミシミシッ!!!
「さ、裂けるっ……だ、めえぇぇぇっ!!」
「待って!今、包帯を巻くから!!」
妹のフレアは、どうやら医療の心得があるようだ。
必死に姉の腹を包帯で加圧して、裂けるのを防ごうとしている。
だが、所詮は少女の力だ。
僕はスライムジェルで、スイカほどの大きさの空気の塊をつくった。
それを、一気に姉の腹の中へ押し込んだ。

ブバァッ!!!
「いぎゃああぁぁぁ!!」
「ひぃっ!?」

姉の腹が、鈍く湿った音を立てて破裂した。
グジュッブジュッ
「いっ……いぎぃぃ……」
僕は、破れた腹の裂け目から外へ這い出る。
細い身体から出たとは思えないほど、多くの臓物が辺りに飛び散っていた。
「え、え……お姉……ちゃん?」
フレアは、何が起こったのか理解できていないようだった。
姉の血肉を浴び、全身を真っ赤に染めたまま、キョトンとこちらを見ている。
そういえば、この子は唯一の目撃者だ。
まだ少女だが・・・
悪い芽は、早めに摘んでおいた方がいい。
ジュ…ジュジュ………
「ひ、ひっ、い、いや!やだ!!」
フレアを押し倒して衣服を溶かしていく。
「や、めっ・・フレ、ア・・・」
姉はまだ生きているようだ。
ズルッズルッと音を立てながら身体を引きずってこちらへ近づいてきた。
姉の手が迫る前に小さく綺麗な尻の穴へ侵入する。
「ひぎっ、うぅっ!?」
中は狭いが、筋肉が少ないぶん簡単に押し広げることができた。
腸を限界まで太く膨らませながら、奥の方へと進んでいく。
「げぇっ!!い、いや……やだっ!!」
腸の中には、未消化の食べ物がまだたくさん残っている。
だが、僕はもう満腹だ。これ以上は食べられない。
空気を送らずとも、身体の小ささゆえに・・・
ミシミシッと、内側から軋む音が響き始めていた。
すでに、腹は限界まで膨れているようだ。
「た、助けっ……苦しいよぉっ!!」
ギュッ、ギュッと、腹の中で圧力が上昇する。
幼い身体が、僕を押し出そうと腸を激しく収縮させているようだった。
けれど、その程度の力では僕を排出することはできない。
ギュグルルルル!!!
!?
突然、腹の奥から爆音のような音が響いた。
内圧が一気に跳ね上がる。
これまでとは比べものにならない強烈な圧力に、僕の体が出口へ押し出されていく。
すでに体の半分以上が、フレアの尻から出てしまっていた。
「っ……がはっ…はっ…はっ…フ…レア……」
姉だ。
腹を破られ、倒れていたはずの姉が、息を吹き返していた。
血に染まった手で、妹の腹を上から、力いっぱい押している。
僕を、外に出すために。
「はっ……はひゅ…ひゅっ…………」
けれど、その手の力が次第に弱まっていく。
目は朦朧としていてい、もう長くは持たなさそうだった。
僕は、フレアの中へと再び入り込んだ。
「ひぎゃっ!?や、やだっ!!お姉ちゃん!!お姉ちゃ……うぐっ!?」
大腸を一気に膨らませ、フレアの声を黙らせる。
グギュルル!!!
!?
また、腹に強い圧力が加わる。
姉の意識は、まだ完全には途切れていないらしい。
また息を吹き返されても面倒だ。
僕はスライムジェルで、スイカほどの大きさの空気の塊をつくった。
姉の腹を破ったこの技を、今度は妹で試してみることにした。

ブジュッ!!
「ぎゃっ!!」

フレアの腹から、湿っぽい音が響いた。
グジュッ、ジュブッ……
腹の裂け目から外に出て、辺りを見渡す。
まだ小さいその身体にも、姉と同じものが詰まっていた。
姉と目が合う。
だが、その目はすでに瞳孔が開ききっていて暗い。
「…ひゅっ…っ…ふひゅ………」
フレアに寄りかかった姉の身体が痙攣する。
姉の手には、“下剤”と書かれた瓶が握られていた。
「けぷっ……お、お姉……ぢゃ……」
ブピッ!!!ブビビッ!!!
突然、妹のフレアが激しく痙攣しながら、脱糞した。
今になって、下剤の効果が現れたようだ。
晩飯も済んだ。
このまま部屋を出てもいいのだが、少々都合が悪い。
腹の割れた姉の傍らに、同じく腹の割れた妹が脱糞したまま転がっている。
これではどう見ても事故には見えない。
できれば、僕の犯行はバレないようにしたい。
事故・・・
もしくは“証拠を隠滅できる何か”をする必要がある。
カチャンッ…コロコロコロ………
「……うっ……うぅ……」
悶えるフレアの手が薬瓶に当たり床を転がっていく。
瓶の表面には、はっきりとこう書かれていた。
『警告:爆発物』
これを使わない手はない。
僕は蓋を開け、薬瓶の中身を妹の口に流し込む。
「ごっ…ごぼっ…ごぶっ……」
妹の胃は爆ぜているようで破れた腹から火薬の匂いがしてきた。
全て流し込んだ。
続いて姉の身体を妹の身体に重ね合わせるように押し付ける。
この姿はまるで妹によからぬ実験をする姉の姿。
そして事故が起きる。
僕は物陰に身を潜めた。
近くにあったロウソクの火を姉妹に向かって投げ込む。

ドンッ!!!!!!!!!

妹の腹が破裂。
臓物をまき散らし尻から大量の排泄物を噴き出した。
爆風を正面から浴びた姉の身体は真っ二つに引き裂け上半身が宙を舞う。
グシャッっと音を立てて数メートル先の床へ落下した。
姉妹の経験値オーブが辺りに散らばる。
これで証拠は全部消えた。
恐らく姉の魔法薬実験中の事故と処理されるだろう。
「なんだ!?どうした!?」
「宿が爆発したぞ!!」
外が騒がしい。
部屋の窓ガラスはすべて粉々に割れていた。
僕は窓から外へ出る。
夜の闇に紛れて、その場を後にした。


投稿者 40P

「スライムの1日_#1」に3件のコメントがあります
  1. I really enjoy this story and hope you’ll continue working on the next chapter and Chapter Three!

    1. Thank you! The next chapter is already finished, but it’s not fully polished yet — please hang in there a little longer!

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