この世界で起こった別の場所の話↓
<主人公>
〇名前:月島 ももか(つきしま・ももか)
〇体格:158cm/B90・W55・H81
〇職業:保育士志望の短大生
〇性格:気弱で素直で流されやすい
〇趣味:ぬいぐるみ・キャラグッズ集め
〇備考:すぐに意地悪してくるさやが苦手
<友達>
〇名前:犬飼 さや(いぬかい・さや)
〇体格:163cm/B70・W57・H82
〇職業:ももかと同じ短大のメディア系専攻
〇性格:悪ノリ体質、動画映え重視、後先を考えない
〇趣味:インスタ投稿
〇備考:実はももかのことが大好き。愛情表現が不器用。
ここは、プールの更衣室。
私は、誰もいない更衣室でひとり、水着に着替えていた。
どこか胸騒ぎがする。
「お、また胸でかくなった?」
ビクッと肩が跳ねる。
振り返ると、さやがにやけ顔で立っていた。
…嫌な予感、的中。
さやは私が気に入らないのか、いつも意地悪をしてくる。
「べ、別に…」
できるだけ冷たく返した。
関わりたくない。
「ふふっ、少し触らせてよ。」
「い、いや…」
まただ。
嫌がっても無理やり触られる。
自分にも同じものがあるのに、どうして私のばかり。
「なんか、今日はいまいち反応が薄くない?」
さやが、わざとらしく口を尖らせる。
「そ、そんなこと…ないよ。」
「何かムカつく、もっと面白いことしようよ。」
そう言うと、バッグの中から何かを取り出した。
「見てこれ。」
得意げに差し出したのは、黒いラバー製のアナルプラグ。
先端に、小さな穴がひとつ開いていた。
「最新の超小型ポンプだよ。ここから吸ってね、ここから出すの。」
新しいおもちゃを楽しそうに説明している。
そのまま、私のお尻に手が伸びてきた。
「今から、これを中に入れまーす♡」
「えっ…?」

プールサイドに立った私は、小さく息をついた。
水の匂い、日差しの反射。
必修じゃないこともあり、プールには私とさやしかいない。
全部、いつも通りのはずなのに。
「ももか〜早く〜!」
さやがスマホを片手に呼んでいる。
私は小さくうなずいて、そっと水の中へ。
……変な感じ。
慣れない異物感。
1つは予想通り、お尻だった。
けど、もう1つ口から入れられたものもある。
「ただの飴だよ」と笑って渡されたあれは何だろう?
甘くもなんともないのでそのまま飲み込んだ。
飲んだ方は特に何も感じない。
けど、お尻の方は歩くたびに擦れて落ち着かない。
「ももかは初めてだもんね。すぐ慣れるよ〜」
ピッ!!
「げぷっ!?」
さやがスマホアプリを操作するゲップが出てきた。
「かわいい♡ねえ、どう?お腹変じゃない?」
満腹感がある。
何か、お腹の中で膨らんでる?
ピッ!!
「あぁっ!?」
今度は、猛烈な便意。
漏れそうになるのを必死にこらえて、お尻に力を入れる。
「何その顔ウケル。ただ、お尻の栓が膨らんだだけだよ。」
さやが楽しそうに笑っている。
「うぅ…」
恥ずかしくなり顔を伏せた。
やめて。
これ以上、私の身体で遊ばないで。
ピッ!!
「…?」
今度は何も起こらない。
「ふふっ、ポンプ動かしちゃった♡」
「えっ!?」
ゴロッ…グルル…
お腹から小さく音が鳴り始めた。
ヒンヤリとしたものが流れ込んでくる感覚。
「プールのお水は美味しい?まだ沢山あるからいっぱい飲んでね。」
さやが私のお腹を摩りながら私の耳に囁く。
やめて。
なんで…なんでこんなこと笑って言えるの?
私はあなたのおもちゃじゃない!!
ゴボッ…ギュルルル…
「と、止めてっ!」
「だ~め、お腹が大きくなるまで頑張って♡」
みっともないくらい、前に突き出た下腹。
私の意志とは関係なく、お腹が勝手に迫り出していく。
苦しい。
さやは私が小食なのを知っている。
以前も、無理やりご飯を食べさせて、苦しむ私を見て笑っていた。
だけど、今日のはその非じゃない。
肋骨の下から股にかけて、お腹が丸く膨らんでいく。
こんなにお腹が大きくなったのは、生まれて初めてだった。
パンパンに張ったお腹を、さやの手が優しく撫でる。
「可愛いよ、今のももか」
「…え?」
思わず顔を上げると、さやが顔を赤くして微笑んでいた。
どこか幼い子をあやすような顔。
普段、気の強いさやがそんな顔を見せたのは初めてだ。
「ねえ、ちょっとだけ、見せてくれない?」
さやの指が、水着の肩紐をそっとずらす。
抵抗する前に、片方の乳房がプールの外気に晒された。

「あ、あの…さやっ…んっ……」
「ふふ、ほら…気持ちいい?」
ゆっくりと、さやの手が胸に触れる。
強くも弱くもない、ちょうどよすぎる力加減。
「ももかはさ、あたしのこと、どう思ってる?」
耳元に吐息がかかる。
水音に混ざるさやの鼓動。
冷たい水の中で、さやの暖かい身体に包まれる。
心音がどんどん早くなって、頭がぼーっとしてきた。
なんで?
今まで意地悪ばっかりしてきたくせに。
今のさやすごく優しい顔してる。
まるで、赤ちゃんを見つめるみたいな目で。私のこと見てる。
どうして、こんなに心が苦しくなるの?
グルルルッ!!!! ギュルルルルルル!!!
「うあっ!?」
お腹がギュウゥッと締めつけられる。
「さ、さやっ、止めて…も、もうお腹が……うぅっ!!」
見ると胸の谷間から、信じられない大きさのお腹が突き出ていた。
「えぇ~、いいところだったのに。」
さやは残念そうにお腹を撫でながら、スマホを取り出した。
アプリを開くと名残惜しそうに停止ボタンを押す。
「あれ?」
さやの眉がぴくりと動いた。
「バグった?」
スマホの画面は真っ白。
アプリがフリーズしているようだ。
「はいはい、再起動っと。」
「は、早く…」
さやは焦るどころか、少し楽しそうな表情を見せている。
どうやら思わぬトラブルに苦しむ私を見るのが楽しいようだ。
「ね、ねぇ、ちょっと動かないんだけど……」
ギュルルルッッ!!
直後に私のお腹から、大きな音が響いた。
お腹の圧力が増している。
ポンプ、まだ止まってないっ!?
「さ、さやっ、冗談はやめて……も、もうほんとに……」
お腹がキリキリと激しく痛む。
普通の腹痛とは違う。
息が苦しい。
肺が押し上げられて呼吸が浅くなっている。
「まって、やばいかも……」
流石にさやも焦っているようで目が泳ぐ。
「ちょ、ちょっと待ってて!何とかするから!」
そう言い残すと水から上がり裸足のまま走り去っていった。
「さ、さやっ!?」
グギュルルルッ!! ゴロゴロゴロゴロッ!!!
「うあぁっ!?」
私も早く、プールから出ないと。
も、もう、お腹が…っ!
必死に梯子へ向かい水面からゆっくりと身体を持ち上げる。
「うぅ、重いぃ…っ」
上半身を水から出すと同時にズシッと下腹に重さがのしかかる。
水中では軽かった身体がここでは鉛のように重い。
お腹を支える下腹部が鈍い痛みと共に迫り上がる。
いったい何リットルの水が私のお腹に……?
何とかプールサイドに這い上がった。
ゴボッ!!ゴボッゴボッ!!
「はぅっ!?」
お腹から泡立つような音が響く。
もしかして空気がお腹に…!?
私は、お腹の状態を確かめるために水着を脱いだ。

ボコッ!!
「うぅっ!?」
水着がずれた瞬間、お腹が皮膚ごと前に突き出てきた。
強い満腹感。
「うぷっ!?」
吐きそう。
もしかして、お尻から入ったお水と空気が逆流してる!?
「ごぽっ!?」
や、やだ…吐きたくないっ!!
お尻のものを口からなんて絶対に嫌っ!!
私は喉元までこみ上げたそれを必死に飲み込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ‥‥」
だ、だめ。
飲み込んでも飲み込んでもすぐに込み上げて…
胃が張り裂け…そう…っ!!
いや、やだ…
「ごぼっ…げぷっ……え…っ?」
あれ、何も出てこない。
もう、お腹限界なのに、涎が数滴垂れるだけ。
ま、待って…
もしかして、これもアプリで止められて…?
ゴボッ!!ゴボッゴボッ!!
「うぅあぁっ!!」
出せないと分かった瞬間…
お腹が今までになく苦しくなってきた。

「いぎぎっ…や、やだ…出てきてっ…お願いぃっ…!」
お尻の栓を取り出そうと、必死に指を差し込む。
ヌルッとした異物が指先に触れる。
どうやって引き抜けば?
滑って掴めない。
押し出そうにも…
これ以上お腹に力を入れたら本当に……っ!!
ミヂミヂミヂッ!!!
「い゛た゛い゛っ゛!!い゛た゛い゛、い゛た゛い゛っ゛!!」
何かが千切れるような音。
お腹から、ポタポタと血が滴り落ちる。
不思議と、痛みはなかった。
授業で聞いたことがある。
人は、死が近づくと、脳が痛みを遮断するらしい。
そんなっ…ま、待って…いや、やだ…やだ…こんなのっ!!
私は、裂けそうなお腹を両腕でかばいながら、必死に身体を引きずっていく。
更衣室に置いたスマホ。
あれで誰か助けを呼ぶしかない。
ミヂミヂミヂッ!!!
「いぎゃっ…あああぁっ!!」
お腹の方から裂ける音がした。
熱く湿ったものが下腹から広がっていく。
だめ、動けない。
床に爪を立てても、前に進めない。
お、お腹が…も、もう…身体が裂ける…っ!!
ブシュッ!!!
「うっ!!すぅーー・・・」
水っぽい破裂音。
お腹の圧力が一気に抜けてスゥッと空気が肺に入り込む。
身体が生ぬるい液体で濡れてヌルヌルしてる。
考えちゃダメ。
お腹も見ない。
絶対に。

早く…早く助けを…呼ばないと。
「ごぷっ」
あれ、鼻血?
血だまりになってる。
でも、ちょっと、量が多いかも。
「はぁ、はひゅ、ひゅー、ひゅー…」
痛みが消えていく。
あんなに苦しかったお腹ももう平気。
何も感じない。
これも、脳が…痛みを…遮断…して…る……?
「ももか!!器具を借りてきた…っ…も、ももか…?ももかぁっ!!!」
もういいかな……
ごめん…さや…少し…眠らせて……
あれ、ここは?
少なくともプールじゃない。
「うっ…」
お腹が引き裂けそうに痛む。
もう、脳は痛みを遮断してくれないみたいだ。
早く…意識があるうちに…助けを……
う、動けない。
なにこれ。
なにこれ……身体に、管がいっぱい刺さってる。
機械の音が、ずっと響いてる。
こ、ここは…病院…?
「も、ももか!?ももかぁぁっ!!」
さやが、泣きながら私に抱きついてきた。
「ももかっ……ごめん……ごめんね……っ」
声が震えてる。
でも、抱きつく腕の力は、いつもよりずっと強かった。
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